東京芸大の卒展
昨日は大学の友達と、東京芸大の卒展に行ってきました。
なんと写真撮影OK &SNSやブログに載せてOKとのことだったので、気に入った作品の写真を撮ってきました。
小さな女の人が私たちの語学の先生で、倒れてるユニコーンみたいなのが単位の危うい私たちっていう解釈をしました笑
こんな風に俗っぽく笑、解釈するのも楽しいですよね笑
こんな大きな作品も。
学科?によっては、1人一部屋割り当てられているところもありました。
この作品好き!って言ったら友人に、食べ物がモチーフだからでしょって言われてしまいました...笑
この絵はタイトル未定とのこと。
一緒に行った友達の中に彼女持ちのA君がいたので、私はこの絵のタイトルを「彼女からのモーニングコールを待つA君」にしました笑
こんな風に可愛らしい作品もありました。
これはガラスの中に、溶かして固めた?ガラスを入れた作品。ガラスの中にガラスが入ってるんです。
ガラスは溶かされて再利用されるので、そのまま時代を超えて残されることは少ない。この作者さんはそこにガラスの儚さを感じて、ガラスをガラスとして残しておこうって思ってこの作品を作ったそうです。
私はこの作品を見て、「時間」というテーマが頭の中に浮かびました。
時間も流動性があって、絶対にそのまま閉じ込めることはできないものですよね。
時間を固定するっていうのをイメージ化したらこの作品みたいになるのかな〜って勝手に考えてました。
この2つは確か、心模様って題名の作品。
5つあったんですけど、私が気に入ったのはこの2つでした。
上のは悲しみを表してそうですよね。
下のは何だろう...プラスの感情のような気がするけど...
色々考えた結果、これは恋心なんじゃないかな〜って思いました。
真ん中の花が一番核となる好きっていう気持ちで、その周りの花は好きっていう気持ちから派生した楽しい気持ちなんじゃないかな〜と。
だって恋愛をしてるときって本当に楽しいじゃないですか。その人に会えるってだけでわくわくするし、少ししゃべるだけでうきうきする。
まぁ些細なことで落ち込んだりもするんですけどね笑
心模様ってテーマからこんな作品を作れる感性はさすがだなって思いました。
これは時間の集積?みたいな題名の作品でした。
めちゃくちゃ時間の集積感が出てませんか?
これも本当に感性の鋭さがわかる作品だなって感じました。
確か「そこはかとなく」って題名の作品です。
これも確かに「そこはかとなく」だなって思いませんか?
これは道連れという題名の絵。
可愛らしい絵なんですけれど、題名の通りなんとなく不穏な空気が流れてる感じがしますよね。
やっぱりここでも、道連れっていう題名からこの絵が描けるのすごいなって感じました。
これは全部、三角と四角から作られてるイラストがプリントされた積み木?です。
この作品の説明がこちら。
確かに三角と四角から何を想像するかは人それぞれですよね。
人による価値観の違いがわかる作品じゃないかなって思いました。
この作品も印象的でした。
何が印象的かと言うと、近づいてみるとわかります。
「木」から成ってる「山」。
「木」以外にも「気」や「輝」、さらには「餽」まであります。
これトビダスナって書いてあるんですよ〜。
こんなインパクトある作品を見たら、誰も飛び出しませんよね笑
これは鍬をモチーフにしたテーブル。
作者さんは、子ども時代におじいちゃんの家?で見た鍬がとても印象に残ってたそうでそこからこの作品が生まれたそうです。
作品から作者さんの幼少時代を想像するのも楽しいですよね。
卒展、とっても楽しかったです。
一緒に行った人が、いわゆる巨匠の作品よりも、学生さんたちが作ったものの方がどういう環境で製作したかなどがわかりやすいので見てて楽しいって言っててなるほどな〜って思いました。
確かにピカソやゴッホの絵は、自分から遠すぎてあまり響いてこなかったりするかもしれないですよね。
だから私は、前もブログで言いましたが美術館に行く時は作者のことを少し調べてから行くようにしてます。
作者のことを調べることで、この時期作者はこういう環境にあったからこんな作品を作ったのかなって想像することができて楽しめます。
あと、巨匠たちの作品は自分から遠いけれど、その遠さも感動の1つになるのかなって思います。
この絵を100年前にあの人が描いたんだ〜というように。
そしてやっぱり、作品から何を思うかって人によってバラバラですよね。
その価値観の違いがわかるっていうのは、人と作品を見る醍醐味なんじゃないかな〜と今回友人たちと卒展に行って感じました。
また来年も卒展行きたいです。