ゴッホ展
先日行ったゴッホ展について。
先日といっても2週間以上前ですが笑
私は特に絵に詳しいわけではないのですが、 ちょっと変わった自分なりの美術館の楽しみ方があります。
それは美術館に行く前に、絵の作者がどういう人生を送ってきたか調べること。
そして実際に美術館で絵を見て、この人はどういう気持ちでこの絵を描いたんだろう...と想像すること。
ゴッホの人生は挫折の連続だったみたいです。
働いてもうまくいかず、勉強もうまくいかず...
そのせいで家族ともうまくいかず...
画家になってからも色々ありました。
明るい色調の絵が多いパリ時代、ゴーギャンとの共同生活を始めたアルル時代...
でもこのゴーギャンとの共同生活は破綻してしまうんです。
そして療養所に入院します。
まあこの療養所時代にも絵を描くんですけど。
そして今回のゴッホ展ではアルル時代に焦点が当たっていました。
日本の浮世絵に大きく影響を受けていたのもこの時代です。
ゴッホは日本に大きな憧れを抱いていたものの、日本に行ったことはありませんでした。
だからゴッホは、のどかなアルルを日本と重ね合わせ、アルルと日本を同一視することで日本に行けない自分を慰めていたんです。
あ〜なんだかこの気持ちわかるな〜って思いました。
私も何かうまくいかないこととかあると、ここじゃないどこかを望んでしまうから。
私の場合、それは過去。あの頃に戻りたいな〜って思ってしまいます。
でもきっと過去に戻ったら戻ったで、そこにも辛いこと、悲しいことはあるはずなんですよね。
ゴッホも同じだったんじゃないかな。もし日本に行っていたら行っていたで、なんか違う、想像していたのと違うって思っていたような気がします。
日本に一度も行かなかったからこそ、日本に憧れ、日本を強く望んだ。
まあ絵の巨匠を自分と重ね合わせるなんて、おこがましいとは思うんですけど笑