陸前高田・気仙沼
陸前高田は東日本大地震の被災地。みなさんも聞いたことあるのではないでしょうか。
私が陸前高田で見たこと、聞いたことを少し紹介したいと思います。
こちらが被災した陸前高田市立気仙中学校。当時のまま残してあるそうです。
中学校の3階まで津波が到達したことが、写真からでもわかると思います。
気仙中学校の生徒さんたちは、迅速な避難行動の甲斐あって全員津波の被害に巻き込まれることはなかったそうです。本当によかった。
中学校の後ろには、あの有名な奇跡の一本松も見えます。
現在はレプリカですが松が懸命に立っている姿は、被災地の人の心を元気づけたのではないでしょうか。
震災前この辺りは、ビーチとして賑わうような場所だったそうです。
松も7万本生えていたそう。
それが震災で、砂浜も7万本の松もなくなってしまった。
地元の人の悲しみは計り知れません。当たり前だと思っていた景色が一瞬でなくなってしまった。
震災前最後の夏、賑わうビーチを見て、来年も同じ景色を見ることができると何の疑いもなく思っていたことでしょう。
けれどその当たり前の景色が当たり前ではなくなってしまった。辛いという言葉では言い表せないほどやりきれない気持ちだったでしょう。
そして次に行ったのは市街地だったところ。
津波で跡形もなくなってしまいました。
現在も復興活動を行っている真っ最中です。
山を切り崩して、その土を使って土台を形成するところまで来たそう。
これからその土台の上に色々建てていくんですね。本当にこれからです。
ショッピングモールができたりと、ゆっくりではありますが着実に復興は進んでいます。
こちらは民家の方が作ったモニュメント。ここを通った人が笑顔になれるようにと作ったそうです。
民家の方の優しさが伺えます。
こちらは普門寺。曹洞宗のお寺。
ここには500体の羅漢さまがいらっしゃって、地震・津波で亡くなった方々を祀っているそう。
ちなみに昼ごはんは、りくカフェというところで食べました。
復興プロジェクトの一環だそうです。
おいしかったです。
ケーキも食べさせていただきましたが、そちらもおいしかった。
復興大臣など、色々な人が訪れています。
こちらの学校の写真からも、被害の大きさが伺えます。
津波が何もかも持って行ってしまった。
気仙沼では昼ごはんに海鮮丼を食べさせてもらいました。
ふかひれソフトクリームも。
どちらもおいしかったです。
陸前高田と気仙沼を見て感じたことは、復興はまだこれからだと言うこと。
まだ我が家がない被災者の方もいるんです。震災から7年も経とうとしているのに。
また語り部の方が、こうやって東京から人が来てくれるのが嬉しいと言ってくださったことも心に残りました。
正直ボランティアに来る前は、私の活動は役に立つのかなという不安もありました。
実際役に立ったのかどうかはわかりません。でも、被災者の方のお話を聞いて震災がどういうものだったかを知るということ自体だけでも、大切なことだったのではないかと思えました。
一日も早く、被災者に以前の活気が戻ってくることを願っています。